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レッツ リベンジ!!

 何事にも、相性というものが存在するなぁ~と思うことが昨日おこりました。

 明日の定休日に友達と岐阜方面にスノーボードに行って、気が済むまで滑ったら白川郷に行って温泉入って帰ってこよか~という日帰り強行スケジュールを立てていたのです。
 で、問題は、スキー場をどこにするかということなんです。
 今年は本当に暖冬で雪が近畿地方は殆んどない状態で、贅沢は言えないし、ましてや、今回の目的は『白川郷で世界遺産を見てみたい』なので、白川郷の近所のスキー場を選ばなくてはいけないってこともあるんですけれど・・・。
 
 もともと、岐阜のスキー場との相性があんまり良くない私。
 昨夜、友達とスキー場を決めるメールをやり取りしていて、
『白川郷の近所のスキー場やったら、鷲ヶ岳か高鷲スノーパークやね、どっちにする?リベンジしとく?』
 っていうのがメールで着たんです。
『え~?どんなスキー場やっけ?覚えてないわ~。しかも、リベンジって何?』
 って返信したら、
『滑る前に、階段でケガしたのが鷲ヶ岳で、滑走記録出したのが高鷲やん。』
 という返事。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・滑走記録。
 ・・・思い出した。

 鷲ヶ岳は、まだいいとしよう。
 去年、友達グループと大勢で行って、寝ぼけてリフト券買う前に階段を踏み外してケガをした、あの鷲ヶ岳は、まだいい。実際、自業自得だしね。
 だけど、高鷲は思い出すのも忌々しい!!!きぃぃぃぃぃぃ!!!

 あれは、たしか4年前の冬、スノーボードの板を新調してご機嫌で岐阜まで滑りに行ったあの日!私が、スノーボード人生で最速の滑りをすることになった、あの高鷲か!!!
 
 あの日、私は朝イチから滑る為にゴンドラに乗って山頂まで一気に上がりました。
 板もおニューだし、ルンルンでした。
 初めて行ったスキー場だったけど、私はもともとコースを事前に覚えるタイプではなくて、滑りながら頭に入れていくタイプ。それが、後々仇になるわけです。
 その日の雪の状態は、アイスバーンで最悪。天気も曇りで温度は上がらず雪の状態はカチカチのまま。それでも、山頂に着いてから、滑り始めました。
 新しい板だったので、感覚をつかみながら、ゆっくりと滑って行きました。
 途中、一人がやっと滑れるぐらいの狭い林道があって、なだらかなカーブをもつコースでした。滑り始めてから20分ぐらいだったでしょうか。後ろから20歳前後の男の人がスピードを出しすぎて停止できなかったのでしょう。私に激突してきたのです。
 ここまでは、よくある事故みたいなものです。ゲレンデでは、基本的には後方からきた人がよけたり止まったりしなくてはいけません。それが、最低限のゲレンデでのマナーです。
 なので、この場合も、人が一人しか通れない道で、カーブの為に視界も悪い場合、速度を落として本コースに出るまでは滑るというのが暗黙の了解みたいなものになっているわけです。
 しかし、この時私にぶつかったボンクラ、あっ、失礼。この男性は違っていました。
 自分の実力に見合わないスピードで林道に入ってきて、結果、私に気づいたときには止まれずにぶつかってきたわけです。
 しかも、自分を守る為に肘で私の背中を叩きつけたのです・・・(怒)
 私は一瞬の出来事に林に頭から突っ込んだ形になり、こともあろうか、その痴れ者は、

倒れている私の腕の上をボードで滑っていった

 のです。
 あまりの背中と腕の痛みに起き上がることも出来ず、奴が逃げた方向を目線だけでおってみると、100メートルぐらい離れた木の陰からこっそりと倒れた私の様子を見ているのです。
 
 この場合、ぶつかってすぐに『すみません、大丈夫ですか?』と声をかけるのがフツーでしょう。間違っても、逃げたあとに、木の陰からこっそり様子を見るというようなセコイことは、許されることではございません。
 
 痛みをこらえながら、痴れ者のウェアーの色と帽子の色、背格好を必死に頭に叩き込みました。倒れたままで、目線だけは、外さずに起き上がるタイミングを見計らっていました。
 『今だっ!!』 
 と勢い良く立ち上がろうと腕をついたら、思ったより腕のケガが酷いことに気づきました。
 腕に身体を支えるだけの力が入らないのです。
 その為に、私は、不覚にも出遅れてしまったのです。スタートダッシュに失敗したって事です。
 やっとこさ立ち上がって、奴のほうを見ると必死に逃げていく姿が見えます。
 『やられたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ(怒)』
 こうなったら、何が何でもとっ捕まえて、『すみません』の一言ぐらい吐かせる為に締め上げなくては!!
 私は、逃げていった方向へと追いかけていきました。
 林道を抜ける途中、遅い私を心配して友達が待っていたので、
 「あのクソガキつかまえて!!」
 と叫ぶと力の入らない腕をブランブランと下げたまま直滑降で追跡続行です。
 しかし、本当の悲劇はここからでした。
 私は、ここのスキー場は初めてだったので、コースが全くわからなかったのです・・・。
 すでに、奴は人ごみに紛れて逃げ切ろうとしていました。
 本コースに出たところで、人の波に奴を見失ってしまったのです。
 というより、奴と同じ格好をしたボーダーでいっぱいなのです。
 グレーの上下のウェアー、黒の帽子にネックウォーマー、黒のゴーグル・・・。

 リアル版、ウォーリーを探せかぁぁぁ!!!

 スピードを緩めて、呆然と周りを見渡しました。
 もう、あの痴れ者はどこにも見当たりませんでした。

 『やられた、逃げられた・・・。』

 がっくりしている私に追いついた友達が、
 「すごいなぁ、今、めっちゃ早かったでぇ。新記録ちゃう??」
 とのたまうのです。
 「・・・・・・。 そんなことより、腕ヤバイわ。レスキュー行ってくる」
 結局、救護室に行って解ったことは、腕は骨折かもしれないということと、

「最近の子は当たったら逃げますよ」

 というありがたい御忠告だけでした。
 車社会でいうなら、これは『当て逃げ』ってやつです。
 結果として、剥離骨折をしていたわけですから、それなりの責任も問えるでしょう。
 そのあとも、しつこくねっとりと、あの当て逃げヤローを捕まえる為に、痛い腕をぶらさげて探し回りましたが、見つからず・・・(T0T)
 これが本当の泣き寝入りです。
 
 この話は、友人の間では、本当に有名な話で、
 「あの、ぶつかってきた男の子、あの時逃げ切れてよかったね~。捕まってたら絶対に殺されてるし(笑)」
 とか、
 「あの子、追っかけるのに最速記録だしたんやから、結果としては良かったんじゃない?」
 とか。
 友達というものは、好き勝手なことを言うものです。

 明日行くゲレンデが、あの『高鷲スノーパーク』に決まったあと、右足の人差し指を飼い犬に噛まれてしまいました。爪の間を噛まれたので、結構痛いのです。
 『明日、ボード行くのについてないわ』
 と思っていたらあることに気がついたのです。
 もしや、これは神様が行くなっていってるのかも!?
 まぁ、あのゲレンデとの相性は最悪を通り越してるのは良くわかってるのですが、犬に足噛まれるほど行ってはいけない場所なのでしょうか・・・。
 とりあえず、それを確かめに、高鷲へ行ってきます!!
 今度、同じようにぶつかられたら、そのときは4年前の屈辱までしっかりと晴らしてきたいと思います(笑)
 明日の報告は、また火曜日に!!
 いってきま~~~~す!!





 
by hosumi_moriwaki | 2007-02-25 19:12 | 日常