2011年 11月 02日
最近・・・。
なので、余計にテレビを観なくなりました(汗)
で、私の日々の出来事の吸収媒体というのが通勤途中に聞く「ありがとう浜村淳です」のラジオと新聞とネットという大変偏ったものになりつつあります(笑)
そんな生活をかれこれ一か月ほど続けているでしょうか。
そしたら、なんかとても変なことに気が付きました!
うちの新聞はウサギ新聞で、最近の新聞って論調があまり大きく違わないとはいえ、
若干、右より(笑)
の系統です。
ほんまに、若干、ですけど^^;
で、先日、その右より新聞の社説に「TPP参加に決断を」てな記事がのってたわけです。
読みながら、どうも違和感がある。
そのときは何がどう引っかかるのか気にならなかったのですが、久々に昨日、今日とテレビのワイドショーやニュースを梯子して観まくってみると、だいたいどこのニュースやワイドショーでもTPPに関してやってることって同じで、観ていて余計に気持ち悪くなりました。
韓国のFTAのことを引き合いに出して、TPP参加を煽ってる感じがして仕方がないのです。
正直いうと、TPP参加して日本に一体どれだけのメリットがあるんだろうと思ってます。
いまさら関税を下げたぐらいで安物大国の中国や韓国が世界に出す製品に、日本の電化製品が勝てるとも思えない。
もちろん、品質の良さを悪さを競っているわけではないです。わたしは絶対に日本製を買うし。
だけど、マーケット対象の国が品質だけで日本製を選んでくれる気がしない・・・。
品質が高く安心感があるが円高で元の値段が上がってしまってる日本製
と、
品質はそこそこだけれど、FTAで関税が0パーセントの上にウォン安でとてもお安い韓国、中国製。
さて、どっちが売れるでしょうって話ですよねえ。
しかも、TPPに参加したところで円高が収まるわけじゃあるまいし。
日銀の介入も遅すぎるし。
だから、TPPに参加するぐらいなら、関税がいくらかかっても円高でも、どうしても欲しくなるモノを作るべきやと思うんです。
もちろん、言うのは簡単。
そんなん出来るんやったらしてるわ~!って声も聞こえてきそうです。
だけど、この国ってそれで経済大国になってきたでしょう?
最近ではアホ売れしたトヨタのプリウスがいい例ですよね。
日本では高級車ではありませんが、外国でプリウス買おうと思うとそこそこお値段がはります。
それでも売れたのはプリウスだから。
ようはそういうことなんです。
たとえば、エネルギー蓄電池のごっついのを開発するとか(笑)
天然エネルギーの代替エネルギーを開発するとか(笑)
医療に重点を置いて医療推進国家にするとか(笑)
農業にかんしても然り。
オーストラリアやアメリカを農業で相手にして勝てるわけがない。
いまどき、栽培技術なんて海外に持っていったらそれこそ日本と同じ味の野菜や果物がなんぼでも安く作れますからね。
これで日本の農業廃退決定です。
畜産業も同じだし。
医療や金融も同じ。
話は横道にそれてしまいましたが、どこの報道を観ていても「TPPに参加しなければ日本経済の先はない」みたいな洗脳っぽい報道ばかりが目につきました。
さっきの報道ステーションなんて韓国の現代自動車(ヒュンダイ自動車)を例にあげて、FTAで成功した韓国、TPPの遅れを取って滅んでいく日本の自動車メーカーってな報道。
くだらない。
現代自動車はもう何年も前から世界進出を、昔、トヨタがカローラを引っさげて世界に出ていったのとまったく同じやり方でしていたのに、今さら、何を寝ぼけたことを言うてるねんって感じでした。
数年前から海外で現代自動車の広告や代理店が目立って来ていたのも他国を訪れるたびに感じていたことです。それで、ちょっと調べたことがありました。
それをまさに今!って感じで観ている人の恐怖心や焦りを煽るなんて、カルト宗教と同じなんじゃないの。
報道ステーション、レベル低すぎ。
他の番組も同じです。
両方の意見を聞いてる感じの映像を流しているけれど、どう見てもTPP賛成寄りに持って行ってる気がする。
ある先生がTPPのことを「第三の開国」と言ってました。
一回目が黒船襲来。
二回目が第二次世界大戦敗戦。
三回目がTPP。
まったくね、そのとおり。
こういうディスカッションをもっと子供たちとでも出来ると面白いと思います。
ゆとり教育とかやってたわりにこういうディスカッション力って育ってないし。
谷先生って人がよく斜めから報道を見て下さいっておっしゃってたんですけど、今回ばかりは私もちょっとそんなふうに思ってしまいました。
みなさんも、テレビをちょっと斜めから観てみてください。
意外に面白いことになるかもしれませんよ^^