2009年 12月 09日
2009.11エジプト旅行3日目 アブシンベル神殿とモテ期到来!?
今からアブシンベル大神殿・小神殿へ行きます^^
アブシンベル神殿というのは、アスワンから280キロも南にあります。
エジプトとスーダンの国境近くにある世界遺産です。
新王国時代(紀元前1567~紀元前1085年ごろ)にラムセス2世によって作られた岩窟神殿です。
今から、約3500年ぐらい前ってことですねぇ。
(もう、このあたりから、遺跡の観過ぎでどれだけ古いのか感覚がマヒしてきてます)
アブシンベル神殿へ向かう道です。
結構、坂道が続きます。
母、ダウン寸前。
アブシンベル大神殿です!
すごい迫力です!!
岩窟神殿というだけあって、岩山をくりぬいて作ってます。
この神殿、アスワンハイダムの建設で水没の危機に陥ったのですが(人造湖のナセル湖ができたため)、ユネスコの依頼で1963年から5年の月日をかけて、この神殿を1036のブロックに切断し、北へ64メートル、西へ110メートル移動されたそうです。
この神殿1813年にスイスの探検家ブルクハルトによって発見されるまで、砂で神殿のほとんどが埋まっていたそうですよ。
誰か気づけよ(再び)…
って感じがしますねぇ・・・。
この正面のラムセス2世の像は20メートルあります。
エジプトの最南端といっていいこの場所にこんなものを立てるなんて、自己顕示欲のかたまりのおっさんとしか思えません。
しかもラムセス2世さんは、かなりのご長寿だったそうで、32人の奥さんと200人の子供がいたそうですよ。
たしか、どっかの神殿に、子供の名前が全部書かれたカルトゥーシュがありましたわ。
一夫多妻制にしても限度ってもんがねぇ・・・。
タイガーウッズに聞かせてあげたい話です(爆)
話をもとに戻して、この神殿の入口から年に2回だけ一番奥の至聖所(お祈りをする一番大切な場所)まで朝日が差し込みます。至聖所にある4体の像のうち、冥府の神以外の3体に光が当たるように設計されているらしいですね。すごいわ。
近くで見ると迫力!
中は撮影禁止なので入口から^^
日が暮れて暗いのですがこれが小神殿です。
大神殿から50メートルほど離れた所にあります。
ラムセス2世が5番目の正妃のネフェルタリのために建てたものです。
すごいよね、神殿建ててくれる旦那さんって(ってもらっても困るけどねぇ)。
よっ!お金持ちっ!
夕方からの観光だったので、正直時間が足りなかったです。
6時からの音と光のショーの準備のために、神殿のある場所からすら追い出されてしまいました。
また、来た道をのぼって、入口近くのカフェでショーが始まるまで待ってました。
アブシンベルは、日中、日本の8月ぐらいの暑さなのに、日が沈むと、
めっさ、さぶい・・・・・・。
長そでもってきて良かった・・・。
ショーの準備ができたようなので、また、あの坂道をヨタヨタする母と一緒に降りて行きました。
降りる途中で、母といる私のことをライフルを持ったポリスがナンパ(笑)
…おっ、ここでも、ナンパ!
てな具合に、おそろしいほどお声が掛かるのです。
日本人は海外に行くとよくもてます。
それは、決していい意味ではなくて、「NO!」といわないとか、事を公にしないとか、軽く遊べるとかそういった理由から。どこへ行っても、基本的に私はローカルの知り合いといることが多いのでそういうナンパはないのですが、観光客で被害にあったり軽い気持ちがえらいことになったりしてる女の子の話はよく聞きます。
なので、私は適当に「えええ~いいの~私本当は男なんだけど~」とか言って流すのですが、エジプトに至っては恐ろしいほどにしつこい・・・。
若い子からお年寄りまで、カイロに戻ってから会える?とか。
ホテルのウェイターからフランス人ガイドのエジプシャン、警察官までが平気で職務時間中にナンパ。
う~~~~~~む。
昨日も、休憩で立ち寄った絨毯屋の社長に真剣にプロポーズされたしなぁ…。
これは、アレか。
噂に聞く、
モテ期 in エジプト!
うひょ~~~♪
そう思えば、まあ、そうねぇ。
飛行機の中から始まって、いろんな人に声をかけられたわねぇ。
セクシービームがでちゃってるのかしら、うひょ。
とか、アホなことを考えているのが顔に出てたのでしょうか。
ガイドのマーちゃんが私の横へ来て、
「ほずみさん、気を付けてくださいね。ほずみさんはエジプシャンのとても好みなのです」
と言うではありませんか!!
そうか、私って、エジプトでは、大アリなんやなぁ~まいったな~。永住しちゃおっかなぁ~♪
「だから、何かあったらすぐに言ってくださいね。わたしが追い払いますよ。わかりましたか?」
ガイドのマーちゃんはクソがつくほど生真面目な人で、ツアーメンバーを守ることが命より大事な仕事だとおもっているようです。
マーちゃんに、そんなことを言われて、舞い上がっていた私。
で、私のいったいどんなところが、エジプシャンにどストライクなのかしら? フフフ。
「エジプシャンは髪が長くて、小太りな人が大好きです」
「はっ!?」
「日本語間違えましたか? 小太り…ええっと、太りすぎのことです」
いや、全然間違ってないし…。
(偽)モテ期 強制終了!!
この後も、最終日までおそろしいほどに声をかけられるのですが、理由をしっているだけに、声をかけられるたびに心の中で「小太りで悪かったな!!」と悪態をついてました(笑)
呆然としている私を横目に、音と光のショーが始まりました。
ライトアップされるとこれまた幻想的
アブシンベルのショーが一番人気があるだけあって、本当に素晴らしかったです。
そして、素晴らしかったのは、ライトアップが終わった後。
水平線まで光がなくなり、ちょうど新月ということもあって、星がすごい数です!!!
水平線まで星が見えるなんて!
180度どこを見ても星だらけ。
まるでプラネタリウムにいるようです。
こんなにすごい数の星を見たのは生まれて初めて。
感動していると、どこからともなく母の、
「あああああ~~!」
という声が。
振り返ってみると、地面にかえるの轢かれたあとのような格好で倒れている母と必死に抱えて起こそうとしている心配そうなガイドのマーちゃんがいました。
そうです。
母は、星があまりにもきれいで、上を観過ぎていて、こけたようです(笑)
マーちゃんに手を引っ張ってもらって、なんとか立ち上がりホテルに帰りました。
ホテルに帰ってから、母のお風呂が遅かったこともあり、私が入る頃にはお湯がタンクに残っていなかったようです。
お約束のように、シャンプーの途中で水になりました(笑)
死ぬかと思った!
では、次回は、4日目のアスワンを書きますね^^
長々とすみません(T_T)