お役に立てれば・・・お通夜偏

 今回、おばあちゃんが、急に亡くなってしまったことで、私たち家族はとんでもなくバタバタの1週間を過ごしたのですが、自分が経験するまで解らなかった事、知らなかったことの多さに気がつきました。少しでもこの経験が皆さまのお役に立てればと思いブログに書くことにしました。

 まず、病院で心拍数が0になるのを確認して(ドラマみたいにピーとはなりませんでした。0になっても惰性でしばらくは動くそうです)、お医者さんが、
『私の時計で恐縮ですが、9時ちょうどに死亡を確認させていただきました』
 といって手を合わせてくださいました。
 看護婦さんが、『お帰りの準備をさせていただきますので、御家族の方はしばらく席をはずしてください。お迎えの車は何時ごろにこちらに着きますか?』と聞いてきましたが、今朝倒れて、その日のうちに死んでしまったので、どこに連絡してよいのか家族全員(父・母・私・弟)で、アタフタと話し合い、互助会の積み立てをおばあちゃんがしていたのを思い出して、大和会館という葬儀会館へ連絡しました。
 夜9時ちょうどに亡くなって、夜10時にはお迎えに来てくださいということでした。
 病院によっては長くは置いてくれないそうです。
 一晩、家におばあちゃんを寝かして、それから明日お通夜、明後日お葬式ということに決まりました。私は、店をそのままにして鍵だけかけて飛んできたし、母も救急車が来たときのままの状態で家を出てきていました。
 弟はおばあちゃんと一緒に家に帰ってくる為に病院へ残りました。
 私は、一度店に戻り、片づけをして実家に向かいました。
 母と父は、葬儀会社に連絡を入れて、家へ帰りました。
 おばあちゃんを、座敷に寝かせるのに、普段、母が座敷を自分の部屋として使っていたので、母の荷物を取りあえずとなりのおばあちゃんの部屋にほり込みました。
 庭の荷物を片付けて、ストレッチャーが通れるくらいに道を作り、おばあちゃんの帰りを待ちました。これぐらいから、親戚や近所の人から電話が鳴り出して対応に追われます。
 それから、遺体として帰ってきたら、枕経というものをお坊さんにあげてもらわないといけないらしいです。そこで、檀家のお寺に連絡をして住職さんがきてくださいました。
 家はお東さんなので、仏壇は開けておいて住職さんがお経を読まれるのですが、宗派によっては、仏壇は閉めておかなければいけないところもあるそうです。
 そして、座敷といえば、床の間の掛け軸。
 めでたい掛け軸なら、変えておかないといけないそうです。
 ちなみに、家は日の出の掛け軸がかかったままになっていました。
 
 住職さんの枕経が終わると、葬儀会社のスタッフの人と家族と住職さんで、葬儀の打ち合わせを行います。時間や日にちなどです。
 その後、家族と葬儀会社のスタッフとで細かいことを決めていきます。
 まず、参列してくださる人数、お返しを即日返しにするかどうか、通夜菓子をどれにするか、出棺のときの花束、供養の品、祭壇の価格、通夜振るまいのお寿司や食事の品、お手伝いをしてくださる隣保の方お返しや折寿司、花輪、浴衣、遺影の枠の形、精進落としのお膳の数までさまざまな事をパンフレットを見ながら決めていきます。
 この時点で私たち家族の思考状態は停止に近い状態でした。
 時間は深夜の2時を回ったところでした。
『遺影に使うお写真をいただけますか?』
 と葬儀会社のスタッフの方に言われて、家族全員固まりました。
 おばあちゃんは、写真が嫌いで、それこそ20年以上前のしかちゃんと写っているのは無いのです。
『携帯の写真なんて無理ですよね?』
 念のため聞いてみると、やっぱりそれはぼやけるし難しいとのことで、明日の朝、渡しますと返事をして、家族で写真を探し回ること2時間。
 なんとか使えそうな、写真を発見しました。
 写真はちゃんと用意しないといけませんね・・・。

 私はそれから1度神戸に帰り、喪服の用意をして、おばあちゃんの遺言通りお通夜の日、店を開けました。
 午前中だけ開けて、午後からは実家に戻りました。
 その間、父、母は、郵便局、銀行と走り回り凍結される前に葬儀費用を下ろしてきました。
 弟は、家でおばあちゃんの湯灌の様子を見守り、電話対応をしていました。
 夕方になって、葬儀会場へと運ぶ車が到着し、おばあちゃんと母を乗せて斎場へ向かいました。
 斎場へ着いてからは、葬儀のリハーサルと明日の焼香の順番を決めていきました。
 弔電を確認し、受付をしてくださる方に挨拶をし、お坊さんへ挨拶をします。
 お布施は普通、葬儀の日に渡すそうですが、我が家は家族が少ないのでバタバタで失礼になってはいけないからと、お通夜の日にお布施を渡しました。
 お布施は、お坊さん1人の相場が15万円だそうです。それに、お車代1万円、お食事代1万円を別の袋に入れて一緒に渡します。

 お通夜の30分前には入り口の横に喪主を先頭に並んで、参列してくださるかたに挨拶をしていきます。
 一般の参列者が全員入られたら、その後を挨拶をした親族が入っていきます。
 それから、お坊さんが入場されてお通夜が始まり、私の実家の地方では、親族から焼香を始めて、親族が終わると一般の方が焼香なさいます。
 お通夜が終わると親族は先に退出し、また入り口の横で参列してくださった方へお礼の挨拶をします。
 おばあちゃんの顔が見たいという親しいおばあちゃんのお友達には、棺桶が控え室に戻ってくるのを待って顔を見ていただきました。
 棺桶が控え室へ戻ってくると、通夜振るまいの始まりで、おばあちゃんの姉妹兄弟が食事をしたりお酒をのんだりで、ここでようやく少し賑やかになりました。
 
 ここまでが、お通夜偏です。
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by hosumi_moriwaki | 2007-04-04 16:33 | 日常 | Comments(0)