それってどうよ!?

 我が家の新聞は読売新聞です。
 16日付けの朝刊の中の『環境ルネサンス』というコーナーを読んでいたら、『捨て猫、犬の殺処分について』の記事が載ってあった。
 朝から暗い話題やなぁ・・・。
 と思いつつ記事を読んでいくと、どこそこの保健所では毎年何万匹処分されているとかそんな内容のことが書いてあって、その中に回収車というものが説明されていた。
 要は、猫や犬を捨てるのに保健所に引き取りに来てもらって、保健所の人が家から連れて行くのではなくて、飼い主が、回収車の捕獲する檻の中に飼い主自信の手でこれから捨てる犬や猫をいれさせるようにする車のことらしい。諸外国では、動物を捨てる際、飼い主が抱いてその腕の中で安楽死させるそうだ。
 で、なにが、その記事の中で気に入らなかったかというと、回収車に猫を2匹連れてきた父と娘の話が載っていたのだけれど猫を殺処分する理由が私は気に入らない。
 その父親のほうがヌケヌケと、
『再婚する相手が猫アレルギーで、3ヶ月次の飼い主を必死に探したが見つからず仕方ないんです』
 と答えていた。

 ふ~ん、そうかい。 じゃあ、再婚相手が娘アレルギーだったら娘を保健所に連れて行くか? 

 これは、極論だとしても理屈としてはそうなる。
 これが娘なら、3ヶ月、次の飼い主を探したぐらいでは殺処分にしようなんて考えもしないだろうし、それで当たり前だとも思う。
 だけど、これが『ネコ』ってだけで、たった3ヶ月で己の都合で殺されるなんて、猫にしてみれば迷惑この上ない話じゃないだろうか。どんな理由で飼うようになったかは定かではないけれど、その2匹のネコは、その父娘の家の家族になったわけだ。それなのに、父が再婚する相手がネコアレルギーだったおかげで人生の終焉をむかえるハメになる。う~ん。何回考えても理不尽な話だな。
 娘は高校生ぐらいと新聞には書いてあった。
 涙ながらに無言で檻の中にネコをいれた。とも書いてあった。
 よそ様の家庭の問題に余計なお世話かもしれないけれど、多感な年頃に父は再婚。おまけに再婚相手のネコアレルギーのおかげで、ペットを自分で処分する回収車に乗せないといけなくなるなんて、その父親は娘の気持ちを考えてるんだろーか?
 私だったらどうするかな、と考えたけど、親がなんて言おうと殺処分にだけは絶対にしない。
 結局、必死で次の飼い主を探したって言ってるけど、必死で探してないだけじゃなかろうか。
 私が高校生の娘なら、バイトしてネコにかかる費用は全額持ちますから飼い主が見つかるまで預かってくださいとかそれこそ必死にボランティア団体や動物愛護団体に問い合わせをしただろう。それは、ネコがかわいそうだとか、そんな問題ではなくて『飼い主の責任』の取り方だと思う。
 これは、『飼い主の責任』という考え方の中に、
 殺処分を最初から入れている人と、
 殺処分を最後まで入れない人

 の違いだと思う。フツー、殺すことを前提にペットを飼う人なんていない。
 だけど、引越しや再婚相手のアレルギーや飼い主だったおじいちゃんが死んだからとかそんな言い訳できる環境になったときに、傲慢にも他の動物の命を奪うことを考える人がでてくる。

 動物の中で自分の意思だけで死ぬ動物は、人間だけだそうだ。
 あきらめるという行為も人間にしかないらしい。
 人間以外の動物は、死ぬ直前まで生きることを前提に戦うと本で読んだことがある。
 ネコも犬もカブトムシだって、自ら死を選ばない。
 それを、引越しだとか、再婚相手のアレルギーだとかそんな私に言わせればくだらない理由で生きることを第一に考える動物の命を簡単に奪うことに何のためらいも覚えないのだろうか。
 グローバルな話になるけれど、人間は進化により他の動物よりも文明を築く上で優れた知能と身体を手に入れただけで、それこそ他の動物に言わせれば、勝手に、日本とかアメリカとか国に名前をつけて土地に価格をつけて地球を我がもの顔で使用しているだけなのだ。他の動物は文明を築くだけの知能と身体能力や言語伝達の発達が未熟だっただけで、昔から住んでいた地球で肩身の狭い暮らしを余儀なくされている。人間の理不尽な言い訳や理屈によって時には命すら奪われる。それって、ほんまにおかしいんじゃないだろーか。まるでドラえもんのジャイアンみたいだ。・・・ジャイアンに失礼か。

 私は、偏った動物愛護主義でもないし、お肉だって美味しく頂くし、菜食主義でもない。
 だけど、人間の都合で共存するはずの動物に危害が生じるとき、吐き気がするほどムカつくときがある。
 デリケートな問題かもしれないけど、細かいことを言ったらきりがないけど、私はこう思う。

せめて自分の意思で飼った動物なら最後までちゃんと責任を持て!!と。

 
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Commented by reikohanda at 2007-03-18 00:01
そうだ!ジャイアンは映画の中では心優しきイチ少年だぞ!
・・・という話しではなくて・・・
この娘はそのうちぐれるね!この日のことをいつまでも思い出して、新しいお母さんにあたるで〜 こりゃ大変だ!!

ちなみに、ウチはネコはノラばっかし。新しい子たちもネット上にあった里親募集サイトで見つけました。
ネコは好きだけど、ノラにはご飯はやりません。ご飯をやるならムリしてでも飼わんと・・・ 排泄物とかの世話はしないんやからねぇ。
それが人間の責任やと思います。

もうひとつよく見るサイトに「育猫相談室」というところがあります。自分とこの猫の病気やクセなどの質問を他の人に聞くサイトなんですが、
前に「欲しくて買った血統書つきの子が もう飼えなくなりました 病院などで聞いてもらったんですが 貰い手がないので処分も考えています」という爆弾発言をしている輩がおってビックリ。
ネコ好きが集まっているサイトなので、ものごっつい糾弾の嵐。本人も「あんたたちもネコのことばっかし考えてアホちゃうか!」みたいな書き込みをして、途中で一抜け状態になってました。
世の中にはバカがいくらでも居るなぁとつくづく実感したよ。
Commented by hosumi_moriwaki at 2007-03-18 11:08
こんにちわ~!
え~っ!!そんな不埒な輩もいてるんですね。ネコ好きのサイトで頭悪すぎですやん。ほんまにね、心底ムカつくってこのことですよ。飼えなくなりました、処分を考えていますって、処分ってあんた!!!って感じですよね。れいこさんとこのムスメーズは保護主さんとこからお嫁にきたんですよね、ハナちゃんはノラの娘さんやし。
別の新聞の記事で、以前に、『殺処分はかわいそうなので生まれた子猫は、公園に捨てました。』とコメントしていた輩がいてました。
いや、ちがうやん。かわいそうならちゃんと避妊手術して不幸な命を増やさんようにするんが先やろ~~~!!!と新聞に思わずツッコミ入れたことがあります。それに、今回の新聞の記事の最後に『引越しの季節を迎え回収車の出番は多くなりそうだ』って書いてあったのです。腰が抜けそうなほどびっくりしました。どんな命だって、すごい奇跡的な確率で生まれてくるのに。れいこさんのような人がいてはると思うと本当に救われた気持ちになります!
by hosumi_moriwaki | 2007-03-17 17:21 | 日常 | Comments(2)